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2024年 03月 01日 BLOG

呼吸器外来についてご紹介します

結核予防会(以下当会)HPの「結核の医療」に示すように、当会は、設立当初よりの使命として、結核の予防と結核の治療に全力で取り組んでおり、当会発足の地、東京都千代田区に診療所(現:総合健診推進センター(以下当センター))を構え、専門医が結核治療に当たっています。

当センターは、1939年に当会の設立にともない、水道橋に開設された歴史ある診療施設で、結核を患う方が減少した現在も、都内唯一の結核専門の外来施設として診療を続けています。

呼吸器外来は平日毎日(月曜午後のみ休診)と第3土曜日午前中(主に多剤耐性結核患者が対象)に診療しており、事業所健診で要精密検査になった方(海外からの技能実習生含む)や呼吸器症状により肺結核を疑われた方も来られます。当外来では、結核(および結核感染)診断および鑑別診断のために、胸部レントゲン検査やCT、喀痰検査、ツベルクリン反応検査とIGRAを用いた結核感染の検査、呼吸機能検査や薬剤の副作用(肝障害や腎障害)に対する血液検査などを行っています。

また、日本語が不得意な外国人の患者に対しては、当会が行っている日本在住外国人の結核電話相談(火曜日)の通訳者(英語、韓国語、中国語、ベトナム語、ミャンマー語、ネパール語)を外来に派遣して頂き、診察室での通訳や療養生活上の相談に対応しています。

入院治療が必要な方は、当会が運営している、複十字病院(清瀬)や新山手病院(東村山)などに紹介し、退院後に都内で外来診療を希望される方の継続治療にも対応しています。

 

田川副所長