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2022年 08月 03日 BLOG

読影センターのご紹介

こんにちは。

いつも当センターのブログをご覧いただき、ありがとうございます。

今回は年々問い合わせが多くなっております「読影センター」についてご紹介いたします。

 

その前に…

「読影」という言葉の意味をご存知でしょうか。普段の生活では聞き慣れないことばですよね。

「影を読む」と書きますが、文字の通り胸部X線やCT、超音波検査などで得られた画像をみて、病気があるかどうかを診断することを「読影」といいます。

結核予防会は、胸部X線を用いた集団検診を日本で最初に実施した団体であり、それから今日まで結核・肺がん・アスベスト・じん肺の臨床情報に基づく読影、その技術指導を行ってきました。読影センターはそうした長年の取り組み、蓄積されてきた「強み」を活かし、医療機関様向けに胸部X線(胸部CT)・胃部X線の読影の「診断支援」を行っております。集団検診で培ったノウハウを生かし、今では年間約40万件の画像を通常5営業日で読影をし、結果報告を行っております。

さらに、2020年度より読影システムを新しく入れ替え、セキュリティ対策は「3省3ガイドライン」※1)に準拠した、クラウドサービスを利用しております。また、より見やすい結果報告書を提供することが可能となりました。キヤノンのMIP※2)を使用しており、過去画像との比較読影や、オンラインでの運用も行っておりますので詳しくはメニュー画面より読影センターのページをご覧ください。

他にも、現在準備中ですがマンモグラフィーの読影も運用予定です。運用が決まりましたらホームページにてお知らせしますのでご確認下さい。

読影にお困りの際は、ぜひ歴史と実績のある当センターにご相談くださいませ!  

 

 読影事業課             

 

 

※1)医療機関側:厚生労働省「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン 第5版」

   提供事業者側:総務省「クラウドサービス提供における情報セキュリティ対策ガイドライン 第2版」

   経済産業省:「医療情報を受託管理する情報処理事業者における安全管理ガイドライン 第2版」

※2) MIP:Medical Image Place